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2015年6月

夢分析Ⅱ-6-3

夢分析Ⅱの

夏学期(五~六月)

第六部の第三講で、

1930521日の

セミナーです。

 

三つ子の死んだ二人は何か。

本人の連想だと、心霊術と

ヨーガで、生き残ったのが

心理療法ということになっていますが、

 

ユングは神智学の中にも三段階が

あるという話をします。

 

第一段階は旧約聖書、

父なる国です。

第二段階が新約聖書、

つまりキリストの国で、

第三段階は、新しい精霊が

今来ようとしていると、

11~12世紀のシトー修道院で

語られていました。

 

感覚・思考・感情・直感の

四機能の中で、人が一つの

機能だけを手に入れると、

自分に何が出来るかに気づく

だけです。常に、あとの

三つの機能に押されやすい

ようです。

 

二つ目の機能を手に入れると、

鏡や反省を手に入れ、

左手が右手を批判することも

できるようになります。

 

三つの機能を手に入れると、

二枚目の鏡を手に入れて、

上位の視点や神性を持てます。

 

四つ目の機能まで手に入れると、

自分自身の背後に回り込む

こともできるようになるそうです。

 

機能を獲得して行くにつれて、

神や呪術・マナから効力が

なくなって行きます。

 

そしてすべての投影を完全に

撤収したとすれば、彼は神の

段階になりますが、世界から

離れてしまいます。

 

東洋の静寂主義や救済は、

この状態を金剛体と呼びます。

 

しかし、ルーツから離れ、

鏡に同一化してしまい、

私たちは無力になってしまう

といいます。

 

鏡には、完全な自覚はあっても

手も足もなく、あまりに多くの

ことを知ってはいるが、実生活から

隔絶した世界で、涅槃と呼ばれるが

ユングとしては肯定できない様子です。

 

投影ではなく、すべてを自覚できる

状態というのが、僕の中で想像が

できません。

インド哲学や、仏教の本を読んだり、

解脱という…輪廻からの解放という

話も、それが素晴らしいのか、

どういうことなのか、理解を

超えてしまって、難しい世界です。

 

ユングは、ヨーガや老荘なども、

研究していたようですが、

東洋人の自分でも、その辺まで

いくと、正直わからない世界です。

 

夢分析Ⅱ-6-2

 

夢分析Ⅱの

 

夏学期(五~六月)

 

第六部の第二講で、

 

1930514日の

 

セミナーです。

 

 

 

意識化して分化していくと

 

統制はとれますが、

 

無意識であるほど、人間を

 

つき動かし、駆り立てる

 

エネルギーは激しいものが

 

あります。

 

 

 

神的なもので、未開人ほど

 

そういう力に呪縛されて生きています。

 

 

 

チベット死者の書のバルト・ソドルでも

 

神という幻想を克服することを

 

教えていますし、ブッダも、

 

高い意識を示して、矛盾しあう神々から、

 

人々を解放する道を示しています。

 

 

 

無意識は混ざり合い混沌とし、

 

分化するために、プロメテウスが

 

神から火を盗まなくてはならなかったのです。

 

 

 

夢に戻って、右手を負傷しますが、

 

右手の合理的態度を捨て、

 

左手の無意識の方法…主機能でない

 

補助機能的なものを伸ばすために

 

右手を損傷した面もあったようです。

 

 

 

D26の三つ子を産む夢ですが、

 

心霊学やヨーガは心理療法と

 

同時ではなかったのに、

 

どうして同時に生まれるのかとも

 

言っています。

 

 

 

夢の登場人物は、多くの場合、

 

主体水準…つまり、夢見手の中の

 

その人物で表わされる側面を

 

表わすことが多く、現実の相手を

 

表わしているのではないと解釈しますが、

 

 

 

重要で親密な…「妻」などの場合は、

 

現実の妻との関係…こういう解釈を

 

客体水準の解釈と言いますが、

 

 

 

「妻」以外に、セラピストの夢も、

 

客体水準の解釈が成り立ちやすいと言います。

 

 

 

逆に、ある程度関係が出来てないと

 

起こりにくいとした上で、セラピストが

 

クライエントの夢を見ることもあり、

 

ユングは、それをクライエントに

 

そのまま告げることも多く、

 

クライエントに意味が見抜けるといいます。

 

 

 

意識的なつながっている夫婦の方が、

 

無意識では離れていることが多く、

 

意識での繋がりがない方が、

 

無意識で強く結び付いていることも

 

多く、相手の無意識に由来する

 

夢を見るなどの神秘的融即も起こりやすい

 

ようです。

 

 

 

彼に自分で素材を扱って行く感覚を

 

身につけて貰うことが大切で、

 

彼の優越機能と良好な関係も大切と

 

言います。また、女性のエロスにも、

 

対抗してしまうと大きなエネルギーを

 

浪費するだけだとも言っています。

 

 

 

三つ子を産んだ妻の多産性や、

 

助産婦の手伝いをしたことでの

 

女性的要素の取り入れなどが

 

意味があったと言っています。

 

 

 

ただ、死んだ二人の子が誰か

 

とか、夢にはたくさんのフックがあり、

 

今後の流れの中で、心にとめておく

 

必要はあると言っています。

 

 

 

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