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ヴィジョン・セミナーⅠ-2-5

ヴィジョン・セミナーⅠの

冬期第二部の第五講

1931225日の

セミナーです。

 

彼女と集合的無意識の間という

アニムスとして正しい位置にいた

大勢で儀式をしていたインディアン

たちが逃げてしまっています。

 

次に現われた一人のインディアンが

「血を冒瀆したからだ」と

説明してくれています。

 

血の供犠に一緒に参加することが

必要だったのですが、彼女は

完璧や無垢・聖人を示す

白い衣装で登場しています。

 

野生動物の脅威や疫病や

飢えや寒さから、文明が

我々を守っています。

 

現実の脅威を遠ざけて現実味を

減少させて観念の中、上空に

生きています。

 

何でも想像でき、自由に切り替えて

安易に解決できる仮の世界に

生きています。血を軽視して、

本当の取り返しのつかない現実や

死を考えまいとしています。

それが「血の冒瀆」です。

 

無意識は、彼女にもっと血や大地に

降りて来ることを求めています。

 

ディオニュソスなどの古代人は、

自分が持っていなくて持っているべきものに

イニシエートされ、再生されることを

求めていて、牡牛や子羊を供犠して、

その血で沐浴が必要です。

 

血に浸かることは不快な気持ちや

興奮などをもたらします。

 

ヴィジョンの続き

「インディアンが彼女の頭に

血をそそぎ、彼女の衣は緋色になりました。

 

大きな血の渦が鼓動で振動しながら

私を巻き込んで行き、その渦巻に

身を任せると、それは私を螺旋上に

上方に運び、神の白い顔の前を

通り過ぎ、太陽を見て、黄金の池を

見て、一連の展開の早いヴィジョンの後、

暗い森のなかにいた」

 

鼓動を感じ、肉体的な感覚を

生き生きと現実味を強く感じて

います。

 

白い血の気のない神の顔は

後期のキリストのもので、

太陽はずっと原始的な神、

そして黄金の池…黄金は

錬金術でも求める価値でも

あるし、拝金的な、

現世利益的な貨幣の価値です。

 

彼女はあまりにも精神的な

善なる神を求めて来ましたが、

それは全体ではなく、

物欲的なものも、大地に

立つためには必要なのです。

 

ヴィジョンの続き

「血の渦の中にいる間に、

展開の速い一連のヴィジョンをみた。

 

神の白い顔の前を通り過ぎ、

太陽を見、黄金の池を見た。

 

それから暗い森の中にいた。

燃えるような赤い渦が

森を取り巻いていた。

木々の間からそれが見えた。

 

私の上着は緑色に変わり、

両足は柔らかな土の中に

沈んでいき、両手を持ち上げると

そこから葉が茂って来て

私は一本の木になったことを知り、

太陽に向かって顔を上げた」

 

白い血の気のない顔は

後期のキリストであろうと

言っています。

 

太陽は原始的な神です。

 

そして黄金の池は、

「金」を表しています。

彼女は崇高な最高善を

精神性だけを求めて

きましたが、それだけでは

「全体」にならず、

経済や錬金術を表す

拝金的な側面も…地や血の

性質として必要だということで、

彼女自身は強いショックを

受けています。

 

木への変身(メタモルフォーゼ)

がありますが、木は大地と太陽を

つなぐものです。

 

西洋文化での原始的な底は

動物になり、息というのが

もっとも原始的で、幽霊や

降霊会でも、風が吹くことで

霊の存在がしめされます。

 

東洋文化では、もっと静寂で、

植物的な引きこもり状態を

目指す面もあって、菜食も

そういう植物性を摂り入れる

という意味もあるのだと言います。

 

森の周りを囲む赤は、火でもあるが

元は血であるということと、

円周的に取り囲んでいるのは、

マンダラも表しているそうです。

 

しかし、この五講の最後の方の

マンダラが守りになるのは、

彼女がマンダラと同一化しない

状態で、円周の血の中に入って

しまうと、そうはいかない…

というようなことを言っていますが、

まだ、よく理解できません。

 

マンダラは、距離をとるために

必要で、融合してしまうと

よくないのかもしれません。

 

インドネシアなどの立体マンダラ

を見たことがありますが、

城壁や廊下などに囲まれて、

仕切られているところに

意味があり、赤く塗られている

ところは、城壁的な防御の

一つとして火が燃えていて、

その中に入ったら焼けてしまう

などとも言っています。

 

六講にもう少し補足があるのか

楽しみです。

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