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ヴィジョン・セミナーⅠ-2-6

ヴィジョン・セミナーⅠの

冬期第二部の第六講

193133日の

セミナーです。

 

彼女自身が、一本の木に変身し、

その周りを森が囲み、

その外側を血のような

燃えるような赤が囲んでいます。

これはマンダラ構造になっています。

 

我々は外界の景色を目にした時、

目の中に外界が写っています。

見えるものは自分の一部を形成

する材料にはなっていきます。

ホルスの目です。

全世界を見たら、全世界を

心の中で描けるようになります。

 

外界の話ですが、集合的無意識も

同じで、そこにすべてがある

とユングは言います。

「私の無意識」という言葉は、

集合的無意識ではナンセンスだと。

 

排除したり取り入れたりして選択し、

個人の壁や境界の中に、囲うのです。

 

昔から、円の中により目的に沿う、

魔物や死霊に関する要素を集め、

魔物を召喚しようとしたりする

魔法陣というものもありますし、

 

古代人は、守り神として、

その人のより優れた面を

集めたダイモンという霊が、

その人の体に住み、

その人とともに死ぬと

考えられて来ていました、

 

また、病的な人は、

綺麗なマンダラに

なっていなかったり、

破れ目があったり

するようです。

 

自分の1/41/3が見知らぬ

自律的な要素に入り込まれると、

憑依や、ある旋律やイメージが

しつこく頭を離れなかったり、

強迫観念のようになることも

あると言います。

 

東洋では、中心点に注意を

集中させる中心化ということが、

言われて来たが、中心への

注意を維持せずに、外側の

壁に注意が行くと火は強まり、

焼き尽くされてしまいます。

 

彼女は、それを逆の

プロセスで進んでいます。

まず、血の中にいて、

赤い円と、その中の

一本の木になっています。

 

マンダラは、木の幹の横断面ですが、

縦にも木は伸びて、下方にいくと

根があり、その下には黄金の池があり、

上方に行くと、太陽に至ります。

上に成長する感じをもっているとも

言っています。

 

ラマ教でも錬金術でも、

対立する白と赤のペアを

より集めます。

 

そしてその二つの対立が

ぶつかりあうと大きな

エネルギーになります。

 

東洋には長い伝統があり、

鎮めながらエネルギーを

利用します。

 

西洋ではこの対立する

不穏な要素が数々の

面倒を生んでいますが、

このルシファーのような

面倒こそが、個であり

個人を表しています。

 

無意識から、その人独自の

部分を抽出して、その人の

個性化がはじまって行きます。

 

マンダラの4つの門は

リビドーの出入りする

出入り口ですが、

東洋では4つの調和や、

中心的であろうとして、

その4つから脱同一化

することが強調されて

きています。「対立するものから

自由であれ」と言われてきました。

 

西洋では、4つの機能の中の

1つの機能だけと同一化し

過ぎてしまいます。

 

次のヴィジョン

「私は笑っている山羊をみた。

それは、長い坂を降りて、

私を暗い洞窟の中に導いた。

 

そこで私は大きな二匹の白蛇と、

緑色の目をした一匹の

小さな黒蛇をみた。

 

黒蛇は私の左脚に巻きつき、

引き離そうとしても離れなかった。

 

二匹の白蛇が頭を顔の近くに寄せたので、

「あなたたちは誰?」と聞くと、

「私たちは、夜と昼、善と悪、

おまえの両眼、おまえの両手、

お前の両足」と。そこで私は、

闇の中で仰向けになり、

あがくことをやめた」

 

はじめの山羊は、ディオニュソス的な

原理や動物的な本能が彼女を

導いていることを表しています。

 

彼女は太陽の方に向いてしまいましたが、

上方にしがみつこうとすることが

彼女の永遠の問題で、もっと大地の

現実的な下方の無意識に

留まらなければならないのです。

 

そのために、洞窟に導かれています。

 

ただ、木になるということで、

逃げ隠れせずに、そこで起こることに

委ねざるを得なくなります。

 

蛇は、魔法使いの杖に巻き付いていたり、

医神アスクレピオスの職杖にもあり、

毒も扱えることを象徴するものでもあります。

 

また蛇は、下方から脊椎を昇ってくる

クンダリーニも関連して、その場合は

洞窟は人体の中の腹部にあたります。

 

白は、無垢さ、黒は邪悪さや毒気の強さを

表しています。

 

ただ、このへんの場面では、アニムスが

間に入っておらず、彼女自身が本能に

従っているのが印象的で、それは彼女が、

大地に根を張って、逃げられないという

事実に大きく関係している。

 

二匹の白い蛇は、対立したペアではなく、

右手・左手のように似たような等価同質の

ペアというものを表しているといいます。

 

また、左脚は…無意識の、暗い、不都合な側

を表していて、人間は基本的に未知の未来に

不安があり、前進する危険に対して、

過去が「足を引っ張って」抵抗する、

そういう側面を黒蛇が象徴している

ようです。六講はここで終わりです。

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